元祖自作erのためのおすすめゲーミングPC

パソコンショップの歴史

パソコンショップの隆盛

 

パソコンショップの隆盛の歴史は、PC/AT互換機の普及とDOS/Vの登場によりPCパーツの需要が高まった1990年代初頭から始まっています。それまでは玄人の中の玄人だけが自作パソコンを扱えていたのに対し、PC/AT互換機という共通の規格がもたらされ、パーツ間の相性などの問題が減り、価格・性能・信頼性などが広いユーザーに受け入れられるまでに進歩したことで需要が激増します。そこで、完成品であるメーカーPCだけではなくパーツなども幅広く扱うパソコンショップが日本中で増え始めました。ドスパラ、マウスコンピューター、TWO TOPなどもこの時代に生まれています。パソコンショップが人気を集め始めた当時インターネットはまだ普及していませんでした。一部のショップではパソコンの組立サービスも始まっていましたが、店頭や電話などを通じて店員がユーザーと直接対話しながらニーズをヒアリングし、パソコンやパーツ構成を一緒になって考え、PCを組み立てて発送するといった販売方法が主流でした。

 

Windowsと共に黄金時代を迎えるパソコンショップ

 

Windows95や98が発売された頃になると、パソコンショップの歴史上最も過酷な競争の時代が訪れます。あらゆる業務にパソコンが使われるようになり、マニアでなくてもパソコンが使えるようになったことで、今までパソコンを使っていなかった会社や家庭が次々にパソコンを導入するようになり、パソコン需要に合わせてパソコンショップの売上も急激に増えていきました。そして、少しでもパソコンを扱ったことのある事業者が、次々にパソコンパーツショップを開業し始め、PC本体やパーツの販売、組み立てや修理などを引き受けるようになっていきます。パソコン工房やフェイス、サイコムなどもこの時に誕生しており、パソコンをめぐるビジネスは巨大な市場となりました。しかしながら、パソコンショップが大きな話題になり始めてからまだ数年しか経っておらず、これといった歴史もないため、ショップ毎のブランドイメージなどは存在しません。そのため、ユーザー側にとってどのパソコンショップを選ぶかは販売価格次第という時代でもありました。そのため、パソコンショップが増大すると同時に激しい価格競争も始まり、ショップの利益率も低下、新たな競争時代を迎えることとなります。

 

インターネットとBTOパソコンの時代へ

 

黄金時代からの価格競争期という歴史を経て、激しい戦いを乗り越えることができたのはインターネットという新たな技術を使いこなし、BTOパソコンの販売戦略を巧みに生かしたパソコンショップだけでした。価格競争で疲弊したT-ZONEや九十九電機などのショップの経営が傾き、多くのショップが別のパソコンショップに吸収・合併されていきます。パソコンショップの歴史を築いたTWO TOPを始め、パソコン工房などもアロシステムを経てユニットコムに吸収・統合されました。その一方で、ドスパラやマウスコンピューターなどはBTOパソコンやインターネット販売に力を入れ、MCJグループに至っては経営難に陥ったパソコンショップを多数吸収することで巨大パソコンショップチェーンを作り上げました。このように、隆盛・拡大・統合まで僅か20年という短い歴史でしたが、厳しい競争を経てパソコンショップは今の形となっていったのです。